ヴァチカン美術館とシスティーナ礼拝堂


サン・ピエトロ大聖堂に向かって右へ、壁に沿って歩くこと20分、、、



やっとヴァチカン美術館に到着しました!



地図のギャラリー
幅6m、長さ120mの大ギャラリーの壁面にイタリアや教皇領の地図が描かれたフレスコ画の回廊。
1580年−1583年に描かれたものだそうです。
天井画も圧巻!



無原罪のマリアの間



無原罪のマリアの間 天井画



署名の間 『アテナイの学堂』 ラファエロ
プラトンアリストテレスソクラテスプトレマイオスなどアテネの学者たちとともに、こっそりラファエロ自身も描きこまれています。

この有名な二つの作品は向かい合わせの壁をそれぞれ彩っています。
なんとも贅沢な空間です。。。


署名の間 『聖体の論議』 ラファエロ
地上には、天界に存在する真理について論議する聖職者たちが描かれています。雲の上の天界には、イエス・キリスト聖母マリアと聖ヨハネが描かれています。



システィーナ礼拝堂 ミケランジェロの天井画『創世記』


ごめんなさいっ!!!


撮影禁止、私語禁止だと知らずに、撮影してしまいました。
中央に見えるのが、もっとも観たかった『アダムの創造』です。


祭壇壁画『最後の審判』にカメラを向けているところ、係員に叱られて、やっと禁止だと知りました。
ほんとうにごめんなさい!!!


でも本当に観たかった絵なんです。
実は井出洋一郎著『聖書の名画はなぜこんなに面白いのか』を読んで、従来手と眼だけで描かれていた神が、この時代に初めて人間の形で描かれるようになったと知ったからです。
指先からアダムに命を吹き込む神は白髪の筋骨隆々とした老人として描かれています。
映画『ET』のあのシーンのヒントにもなったとも言われています。


来年ここを貸し切ってのパーティがあるなんて信じられません!



『キリストの変容』 ラファエロ断筆の作
この作品はイエス・キリストの顔が最後に描かれたそうです。
そして全てをやりきったラファエロは二度と筆を握ることはなかったそうです。



『聖ヒエロニムス』 レオナルド・ダビンチ作
修行中のヒエロニムスがライオンのとげを抜いてやると、ライオンはヒエロニムスの側を離れなかったのだそうです。